【ホダカファクトリーレーシング】JCXシリーズ最終戦!!シクロクロス東京Day2(JCXシリーズファイナル)

2月12日(日)東京都のお台場海浜公園(おだいばビーチ)においてJCXシリーズ第10戦 シクロクロス東京Day2が開催され、ホダカファクトリーレーシングから野中選手が参戦しました。

JCXシリーズとは国内最高峰のシクロクロス競技のシリーズ戦で、年間10レース(2022-2023シーズンの場合)でランキングを決定します。最終戦となる今回はJCXランキングのTOP35名しか参戦が出来ず、国内上位35名でシリーズチャンピオンを決定するJCXシリーズファイナルとして開催されました。野中選手はJCXランキング33位で今大会に出場しております。

野中選手からのレースレポートを掲載いたします。

野中選手レポート

学生時代に憧れた国内シクロクロスの最高峰、『JCXシリーズファイナル』。
東京オリンピックの開催準備に合わせ、2018年を最後にシクロクロス東京が開催されなくなり、5年ぶりの開催となった。
高校生時代にこのレースに魅了され、シクロクロス競技を始めた私にとっては特別な大会であり、ランキング上位に入り参戦することは今シーズンの目標でもあった。

写真①:前日のME1コース脇に観客が詰めかける。

ブース出展もしていたため、大会当日は早朝から会場入りをした。睡眠も良くとれていたことからコンディションに不安はなかった。前日も試走をしていたので当日の試走は確認程度のはずだったが、この大会のために用意したタイヤに慣れず、空気圧を変えながら入念に試走を行った。

レースにはランキング上位35人が選出され出走は30名、ランキング33位の私は最後列(ゼッケン26番)からのスタートとなった。最後列からのスタートは今の最上位カテゴリーに昇格した直後以来で、『初心を思い出して頑張るのみ』という気持ちでスタートに臨んだ。
スタートは流石国内上位勢といえるスムーズなスタートで、大きなトラブルもなく私はゼッケン通りの26位前後で最初の砂半区間へと入った。選手同士の詰まる1周目は前方の選手しか乗車でクリアできず、後方は担ぎで混沌とした状態になった。

砂浜区間の折り返しも、最短ラインで回るための熾烈な争いがあり、担いだバイクが他選手やバイクと何度も当たった。その結果折り返しを過ぎてバイクに飛び乗ったところチェーンが落ちてしまっていた。ここ数シーズンはウルフトゥース製のチェーンリングにしてチェーントラブルと無縁だったため、久しぶりのチェーン落ちだった。
チェーンが嚙みこんでしまい、戻すのに時間がかかってしまったため最下位まで転落した。まだ1周目だったということもあり、次の折り返しでも選手が詰まっていたため決定的なミスにはならなかったが、体力を使うこととなった。

3周目までは砂浜で前が詰まり苦戦したが、4~6周で良いペースを刻み前方パックに追いつくことが出来た。しかし7周目に先頭にLapされると7周目、8周目を我慢することが出来ず少しペースを落としてしまった。
結果24位-1Lapでフィニッシュとなった。あのパックで粘れたらと思うと悔しいが、大きなトラブルなくこの大舞台でゼッケン番号より上の24位という結果は良かったと思う。
これから始まるロードシーズンに向けた準備を進めていきたい。

最後に、会場には多くの方が応援に駆けつけてくださいました。
私宛の声援もコースの至るところで聞こえておりました。心から感謝申し上げます。
来年も全日本選手権と共にこのJCXシリーズファイナルにより良い位置でスタートしより良い順位を取ることを目標にシクロクロスに取り組む予定です。
これから始まるロード(JBCF)と合わせて引き続き応援のほどよろしくお願いいたします。

次回出場予定

ホダカファクトリーレーシングの2022-2023シーズンのシクロクロス参戦はこのレースをもって終了となりました。
今シーズンは野中選手がJCXランキング34位、吉田選手が77位となりました。
応援ありがとうございました。