【スペシャルムービー公開!】株式会社日立ハイテク・株式会社エイチワンと協業し、世界初となる100%リサイクルアルミ材使用の自転車フレームを実現

※2022年11月17日…スペシャルムービーを追加いたしました

自転車を通じて豊かな社会の実現を目指す総合自転車メーカーホダカ株式会社(所在地:埼玉県越谷市、代表取締役社長:堀田宗男)は、世界初となる100%リサイクルアルミ*¹を使用した自転車フレームを実現いたしました。量産・一般発売に向けたコンセプトモデルを11月5日・6日に開催される「2022サイクルフェスタさいたま」にて初公開いたします。

今回発表する「ZEEN WIND(ジーンウインド)」は、株式会社日立ハイテク(以下、日立ハイテク)、株式会社エイチワン(以下、エイチワン)との共創プロジェクトで開発した環境負荷の少ない資源循環型製品です。フレーム製造に新技術のアルミホットスタンプ*²を採用。またフレーム素材に新開発の自動車のアルミホイールスクラップを原材料とするアルミ板*³を使用することで100%リサイクルを実現し、新地金由来のアルミ材料と比べ製造時のCO2排出量を最大97%削減*⁴しています。
自転車はそれそのものがエコな乗り物ですが、当社では自転車をエコな素材から作りたいと考えていました。そこで注目したのがアルミホットスタンプです。

写真提供:㈱エイチワン商品開発センター

写真提供:㈱エイチワン商品開発センター

アルミホットスタンプはアルミ板を加熱してプレスと同時に急速冷却する技術です。熱間でプレスをするため、化学成分や不純物を比較的多く含むリサイクル由来の材料であっても1回のプレス工程で立体的な形状が可能となり、また急速冷却により材料強度が増すため、自転車フレームに必要な強度確保が可能となりました。
製造は自動車サプライチェーンを担うエイチワンが担当。また同社の自動車部品由来の技術やノウハウ、自動化設備を自転車づくりに組み込むことで、国内生産が実現できることになりました。

強度解析シミュレーション 写真協力:㈱エイチワン商品開発センター

ロボットによる接着剤塗布工程 / 写真協力:㈱エイチワン商品開発センター

アルミホットスタンプの形状自由度の高さを活かしてZEEN WINDは「自由・拡張性」をキーワードに、グラベルロードを取り入れたスタイルとしました。「見て、乗って、走って楽しめる、実用性を兼ね備えたバイク」を目指しています。
コンセプトモデルの製作にはトライアンドエラーを積み重ねてまいりましたが、無事に発表を迎えることができました。今後は「2022サイクルフェスタさいたま」を皮切りに各所で展示をするほか、量産化・一般発売に向けてプロジェクトを進めてまいります。

*¹コンセプトモデルのフレームは100%リサイクルアルミを使用。但し、量産・一般販売時は、天災、戦争、世界情勢の急激な変化、その他様々な要因により100%リサイクルを宣言できない場合があります
*²日立ハイテクとエイチワンが2023年度中の量産供給に向けて開発を推進している技術です
*³リサイクラー、材料メーカー協力のもと日立ハイテクが開発を推進している材料です
*⁴日本アルミニウム協会の公表値による値です(新地金1Kg製造時のCO2排出量9.24Kg。再生地金1Kgでは0.309Kg)

プロジェクト「ZEEN WIND(ジーンウインド)」が世界に起こす旋風

「ZEEN WIND(ジーンウインド)」の名前はホダカが展開した初めてのスポーツバイクブランドを由来としています。アルファベットの最後に来る「Z」はこれ以上無いことを意味し、また「ジーン」は「神(ジン)」との意味もこめられ、究極を意味します。
今回は、このZEENを更に進化させ「WIND」をつけました。自転車に乗れば誰もが風を感じられること、世界に旋風を巻き起こす製品になるという思いがこもっています。

ZEEN WIND(ジーンウインド)コンセプトバイク 展示予定

世界最大のサイクルレースイベント「ツール・ド・フランス」の名を冠する日本最大のロードレース大会「ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」と日時・場所を同じくして開催される「サイクルフェスタさいたま」にて初の一般公開をいたします。

【展示情報】

イベント名:2022サイクルフェスタさいたま
場所:JRさいたま新都心駅付近 サイクルフェスタイベント会場内 ホダカ㈱ブースにて
日程:11/5(土)~11/6(日)※時間はイベントに準じます。

ホダカ株式会社 企業情報

1972年 (昭和47年) 7月に設立した総合自転車メーカー、今年7月に設立50周年を迎える。自社開発ブランドとしてスポーツバイクブランドKhodaaBloom・NESTO・THIRDBIKES、シティバイクブランドMarukin、またパーツ&アクセサリーブランドP&P COMPONENTSを持つ。自転車芸人・安田大サーカス団長安田さん等数々のブランドアンバサダーとともに自転車文化の発展を目指す。スポーツ庁スポーツエールカンパニー、および埼玉県環境SDGs取組宣言企業。