【ホダカファクトリーレーシング】JBCF全日本トラックチャンピオンシップ レースレポート

全日本実業団自転車競技連盟(JBCF)の全日本トラックチャンピオンシップが長野県の美鈴子自転車競技場で開催されました。
各種目の6位までが来年度の全日本選手権トラック出場資格の獲得ができる大会。
ホダカファクトリーレーシングからは以下の選手が出場しました。

スクラッチ、ケイリン
蠣崎選手

選手からのレースレポートを掲載いたします。

蠣崎選手レポート

スクラッチ

全国大会で活躍する高校生選手(オープン参加)や、JPT選手など、かなり強力なメンバーを含めた16名出走での競走となった。
後方の並び順ではあったが、ローリング中に前方の位置を確保し号砲でリアルスタート。序盤は余裕を持って周りの動きを見つつ、有力どころをうまくマークして走行。中盤に差し掛かったタイミングで有力選手による強力なアタックが掛かり、集団はバラバラに・・・何とか前方の先頭集団に入ることができたが、そこからさらにペースが上がったタイミングで耐えることができずドロップ。単独で粘ったものの残り2周で審判からアウト宣告を受け残念ながらDNFとなってしまった。
出走16名で完走5名(トップゴールはオープン参加の高校生)という爆速超サバイバルレースとなった。

レース全体の状況を見ながら走行する蠣崎

先頭集団でレースを走る蠣崎

リザルト:DNF
ギア 56×15(3.73)

ケイリン

・1回戦
5名出走で2着までが準決勝に進出。
同じ組に自分よりもハロン持ちタイムが1秒近く速い選手が居たので、その選手相手にどう立ち回るかを考えながらスタート。スタート位置は最内1枠なのでペーサー後ろへ。
残り2周半でペーサーが離脱し、後方を警戒しながら前受け体制。しかし残り2周を切った1センターでかけてきた選手に飛びつくことができず、そのまま車間が開いたまま追う展開に。ほとんど1周半先行状態となってしまい、最終4コーナーで完全に捲られ残念ながら3着となり、敗者復活戦へ回ることになった。
ギア:55×14(3.93)

後ろを警戒しつつ走る蠣崎

・敗者復活戦
5名出走の3着までが準決勝に進出。
スタートは4枠。号砲とともにスタートし追いついて隊列を整える。
確実に一着を取りに行くために後方からレース全体の動きを伺いながら周回を重ねる。
ペーサーが退避し残り2周に入るタイミングで前方の選手が早掛けをしたが、速度の乗り方から残り半周くらいで吸収できると判断して前方選手に追わせる。
そのまま残り1周へ。予想通り先行選手がたれ始めたので1コーナーから踏み始める。
同じタイミングで自分の後方にいた選手も上がってきたので、うまい具合に外に弾いて浮かせながら加速。そのままバックで飲み込みながら3コーナーへ。内側選手よりも速度が乗っていたので抜くことはできたが、あえて踏まずに外並走。こうすることで自分の後ろにいる選手も抜きにくくしつつ、内側選手の蓋もしつつで最も自分が有利な状態に。
4コーナー手前で一気に踏み直して先頭へ。そのまま一着入選となった。
ギア:58×15(3.86)

ケイリン発走前の蠣崎

・準決勝
6名出走の3着までが決勝、それ以外が7~12位決定戦へ。
自分よりも格上選手が3名。何とかうまく立ち回って決勝進出を決めたいところであった。
スタートは3枠。スタート直後に前輪付近からパンク音がしたため、手を上げてトラブル申請。一旦レースが止まり仕切り直し。機材チェックをしたがどうもパンクした様子無し。不思議に思っていたら自分の前方選手の後輪がパンクしていた模様。ピッタリくっついているので、自分だと勘違いしました(笑)
しかし当のパンクした本人は全く気が付いていなかった様子だったので、そのままレースが進んでいたら落車に繋がりかねない状況だったのでまぁ良しと。
気を取り直して再発走。
号砲でスタートし隊列を整えそのまま残り2周半でペーサー退避しレースが加速。格上選手に何とか飛びつこうとしたものの、つき切れず。。。そのまま4着となり7~12位決定戦へ回ることとなった。
ギア:58×15(3.86)

 

ここで天候が悪化し、この後のレースがキャンセルに。
そのためケイリンは残念ながら順位無しとなった。

 

蠣崎選手は次戦9/6~9に伊豆ベロドロームで開催される全日本選手権トラックに出場。
6日は得意の中距離種目、エリミネーション
7日はスクラッチ
の2種目に参戦。
それぞれ一発決勝となるので、ここでの順位がそのままリザルトとなります。
相手は先日のパリ五輪を日本代表として戦った選手たちです。全力で戦います。

今後とも応援よろしくお願いいたします。