【ホダカファクトリーレーシング】野中選手TOP10入り!第2回JBCF弥彦ロードレ―ス

5月28日(日)新潟県の弥彦村にて第2回JBCF弥彦ロードレースが行われました。
このレースは加減速の激しいコーナー、横風が吹く一本道など体力だけでなく、技術や戦略も問われるコースです。
その中で野中選手はTOP10入りの8位を掴み取りました!

ホダカファクトリーレーシングの参戦選手は以下の通りです。

E1クラスタ:1周7㎞×10周の70㎞
野中選手
吉田選手

選手からのレースレポートを掲載いたします。

野中選手レポート

JBCFでは第2回となった弥彦ロード。第1回の前回は得意なコースでありながらもトレーニングが積めておらずDNFとなってしまった。今回は1カ月それなりに時間を作りトレーニングが出来たので楽しみであった。

前日に試走等を済ませて前泊したため当日はゆっくり起床、弥彦の観光名所である弥彦神社にお参りをして会場入りした。

E2クラスタと同レースで行われたため狭いコースにも関わらず90名超がスタートリストに名を連ねた。アップを早めに切り上げ、全体の真ん中くらいの位置でバイクを並べた。

スタートからローリングを終了し平坦区間でリアルスタート、最初の坂を選手が一斉に前に上がっていく。弥彦ロードはスタートゴール側の坂と平坦区間は対面通行となるため、道幅が一番広いのがこの最初の坂である。私もこの坂で前方へ上がった。

写真①:序盤集団内の野中選手

この後の下り区間で落車が発生。先頭付近であったため有力選手が数名巻き込まれた。私も落車した選手のバイクにぶつかったが、なんとか抜けることが出来た。この落車を受けレースはニュートラル(中断)に、落車で遅れた選手たちが集団に戻り落ち着いたところで逃げとのタイム差を空けて再度スタートとなった。

しかしながらその後も平坦区間で落車。集団が二分してしまった。吉田と共に前方集団に残ることが出来たが落車の多いレースで大変ナーバスな気持ちになった。

最初の逃げを捕らえ次の逃げ6名が決まり集団が落ち着いた。レースは残り半分ほどで有力なチームから逃げが出ている事もあり、集団はペースアップせず徐々にタイム差が開いていく。私も集団の牽引に加わったが、集団完走がマストであったため程よく交代をした。7月のレースに参戦できないことが決まっており、このレースで7月末までの残留ポイント20Pを稼ぎ出したい狙いがあったためだ。

写真②:折り返しとなるループ部分を走る野中選手

ラスト2周で先頭逃げから1名が脱落しそれをキャッチ、逃げとのタイム差は20秒にまで縮まっていた。しかしブリッジしようとする動きには集団が厳しく対応をしていたためここで集団内での順位を狙う事に頭を切り替えた。

写真③:人数が絞れた終盤の集団内

最終スプリントも片側1車線ではみ出した場合ペナルティ(降格・罰金)となる。そのため登りはじめで一気に先頭に出た。それを皮切りに数名が一気に飛び出していった。私はここで飛び出した選手の後ろに入り少しだけ足を休め、自分の距離で再度スプリント。最初の掛け合いから伸び続けた2名には届かなかったが、集団3番手でフィニッシュし8位となった。

ロードレースのレイティングAで8位となり100Pを加算。絶対目標であった20P以上獲得と約3年ぶりとなるJBCFのE1クラスタTOP10入りとなった。

まだまだトレーニングが出来始めた段階だったので正直びっくりするほど良い結果であった。これに満足せず、逆に焦らずしっかりと体を作っていきたい。

吉田選手レポート

5月28日(日) 新潟県弥彦村で行われた第2回JBCF弥彦ロードレースに参加した。弥彦ロードレ―スは公道で行われるレースで1周7㎞をE1/E2クラスタでは10周する70㎞のレース。当日の天気は曇りでE1のレースが始まる直前にポツポツと雨が降ってきて本降りが心配されたが、そうはならずに終始ドライコンディションでレースが出来た。

レースコースは主に2か所の登りと直角コーナー、横風の吹く片側1車線の平坦農道区間のあるコース。特に片側1車線になる区間は対向車線にはみ出すことが出来ず、1車線分の幅に約100名が走ることになる。加えて直角コーナーではクリテリウムの様に集団が伸び、横風区間ではいつ集団で中切れが起きてもおかしくない。そのため常に前をキープしなければならないと考えていた。

レースの準備が完了し、レーススタート。片側1車線区間終了後に前に出るため右端をキープ。狙い通り前に出ることが出来た。登り終わった後のコーナーを入る直前、コーナー先で落車発生。数名が巻き込まれたが自分は落車をかわして前に出る。その時点で数名が前に出ていたため、それに追い付きたい一心でペダルを回した。集団が元に戻るも落車の前にいた人たちは数10mほど前方にいた。そのまま2周目に入り、落車が起こった場所の手前でニュートラル状態で一時停止となった。どうやら落車した人たちの搬送が間に合わなかったよう。安全が確保された後、再びスタート。集団のままレースは進んでいく。

写真④:集団前方でコーナーに入る吉田選手

その次の周、平坦の直角コーナーで自分はミスをした。コーナーの前に番手を上げたいと思い、前の人を抜こうとして抜ききれず並走のままコーナーに進入。自分は外に膨らんでしまい、前とギャップを空けてしまった。前回のレースと同様にコーナーの下手さが出てしまった。ギャップを埋めようとするも埋めきれず脚を使い過ぎてしまい集団から脱落。番手を無理に上げようと欲張らずに曲がるべきだったと後悔。

その後後ろの集団が来てその集団に加わる。結構いいペースで走れていたため、もしかしたら先頭集団に戻れるかと思ったが周回を重ねても差は縮まらなかった、一方で、広がることもなかったためこのままのペースでいけば完走は出来ると感じた。

そのまま最終周、弥彦反対側の登りでサドルから腰を上げたタイミングで両足の腿の前後、計4ヶ所が攣ってしまい第2集団からも脱落。何とかごまかしながら走り完走。

今回のレースを走っていて、自分のコーナーの進入速度が前の人より遅いことが感じられた。わずかな速度差でも立ち上がりのタイミングでギャップが出来てしまう。その結果脚を使ってしまうため、後半疲れてしまうと感じた。集団走行の練習を多くし、コーナリングスキルを磨いてレース後半でも勝負に絡めるようにしたい。

次回出場予定

ホダカファクトリーレーシングの次戦は6月3日(土)、4日(日)に静岡県の修善寺で行われる日本CSCロードに参戦します。E1クラスタに野中選手と吉田選手が出場。また、再来週の6月10日(土)、11日(日)には群馬県で行われる群馬CSCロードに参戦します。E1クラスタに野中選手と吉田選手、E3クラスタに峰岸選手が出場します。

応援よろしくお願いいたします。