【ホダカファクトリーレーシング】TOP10で全日本資格付与!!第57回 東日本ロードクラシック レースレポート

4月30日(日)群馬県の群馬サイクルスポーツセンターにて第57回 東日本ロードクラシックが行われました。

東日本ロードレースは今大会で57回目となる歴史ある大会で、E1クラスタのTOP10名には全日本選手権大会への参加資格が与えられます。
ホダカファクトリーレーシングからはE1クラスタに野中選手と吉田選手が出場しました。

E1クラスタ(6㎞×23周=138㎞)
野中選手
吉田選手

選手からのレースレポートを掲載いたします。

野中選手レポート

伊吹山ヒルクライムには出走したが、ロードレースという点では昨年の10月以来で約半年ぶりのレースとなった。特に今シーズンは冬場のシクロクロスに注力していたため、懐かしい感覚があった。

写真①:スタート直前まで降った雨により雨宿りしながらの出走準備

今回のE1クラスタは午後のコース試走後すぐにスタートのため出走する準備を全て済ませてから試走へ、半年以上ぶりの群馬CSC、1年以上ぶりの逆周であり念入りに試走を行うつもりであったが特段大きく変わった部分がなかった事と路面状況がウェットからドライに急速に変わりつつあった状況であったため1周で切り上げバイクを並べた。

スタートまで時間もあり、半年ぶりに再開した多くの選手仲間と談笑しながらスタートを待った。つい30分前(雨)とは打って変わった晴れ間にウェアの選択を迷ったが変更なく出走した。

スタートから登りの入り口までは半周のローリング、見かけ以上にタイトな下りコーナーが逆周群馬の特徴だが流石のE1クラスタは全く問題なくクリアしリアルスタートとなった。

138㎞の長丁場であることもあり序盤は落ち着いた展開、アタックが何度かかかるが落ち着いたまま吸収を繰り返した。

レースが50㎞を過ぎたあたりで少しペースアップについていくのが厳しくなったが何とか踏ん張り集団に残るという状況が何度かあった。戻ることが出来ていたので心配はしていなかったが今考えると限界が近かったのだと思う。

10周目64㎞過ぎの登り区間でアタック(ブリッジ?)によるペースアップのまま登りに突中。直前のアップダウン区間で何とか集団に戻ったばかりで対応できず集団から遅れてしまった。

同時に遅れた3名で集団復帰を目指したが戻りきれず12周72㎞を終えDNFとなった。

写真②:レース後は公平なレースをいつも支えてくれているマビックさんにご挨拶。

練習時間が十分に取れていない状況での長距離レースで不安があったが、不安通りの結果となってしまった。対応できていたのは最初の1時間半ほどで、それ以降は耐えるだけの展開であった。メイン集団のフィニッシュタイムは約3時間半なので到底足りない。練習時間を日々捻出して調子を上げていきたいと思う。

写真③:今大会はサポートのチーム員がおらずDNF直後に着替えて集団に残る吉田選手のサポートへ

吉田選手レポート

今回は東日本ロードクラシックでは珍しく、群馬CSCを逆周りで行うレースとなった。過去に群馬CSCでレースは何度か参戦しているが、逆周するのは経験が無く今回が初めてだった。加えて当日の天気が雨だったこともあり、慣れない逆回りで雨という不安要素のダブルパンチ。レース開始前から落車の心配で胸がいっぱいだった。

雨に備えて空気圧は多少低めに設定。コース試走も普段と逆周のため注意する場所を確認しながら走った。群馬CSCには「心臓破りの坂」と呼ばれるつづら折りの上り坂があるが、今回はつづら折りの下りとなる。試走の際にはしっかり減速して走ったが、2つ目の右コーナーで思ったよりも膨らんでしまい、肝を冷やした。レースでは膨らまず、他人のラインを崩さないように走りたい。

ウォーミングアップは寒くなることを想定してしっかりと行い、防寒対策用のインナーも使用。レッグウォーマーも使用して寒さ対策はしっかりと行った。そしてレースがスタート。序盤は前方に位置しており先頭交代にも少し絡んだが、自分がここで出しゃばりすぎると後半力尽きると感じたため、先頭に出ない程度に前をキープ。そのまま周回を重ねていく。周回を重ねていくうちに数箇所の登りで脚に疲労が溜まっていく。それでも前の方をキープ出来ていたが疲れが溜まってきたこと、ある程度集団のペースが緩んできたこと理由に脚を回復させようと、少しずつ集団の中盤に下がってきていた。

これがあまり良く無かったと反省。今回のコースでは下りで集団が長く伸びるため、その後に伸びた集団が元に戻ろうとインターバルがかかってしまう。その際、中盤〜後方にいると前方にいる時よりも多く脚を使ってしまうことになる。加えて自分は登りが緩かったため全て前の変速をアウターでこなしていたが、これも脚を使ってしまう理由だった。これを繰り返していくうちに、当然だが脚に疲労が溜まっていく。そして集団から千切れてしまった。

写真③:集団から遅れても懸命に前を追う吉田選手

そのまま単独で2周したものの足切りを宣告され-7周のDNF。

写真④:約100㎞を走ったが無念のDNF

次回のロードレースでは脚を温存する術を身に付けて、完走出来るように、入賞争いに加われるようにしたい。6月には日本CSCと群馬CSCが控えており、どちらも長距離のレースになると予想されるため、それまでに上記の技術を身に付けたい。

次回のレースは大磯クリテリウム。ロードレースとは勝手が違うが、こちらも脚を温存する技術は必要不可欠のため、このレースで大きな成長を狙いたい。特に先述の脚を温存する技術に加え、前のポジションを維持し続ける技術も身に着け勝負所のアタックや最後のスプリントなど展開に絡んで勝利をもぎ取りたい。

次回出場予定

ホダカファクトリーレーシングの次戦は第92回 全日本自転車競技選手権大会(トラック)に蠣崎選手が出場します。出場種目は5/12(金)男子エリート エリミネーション、5/13(土)男子エリート スクラッチです。トラック競技のナショナルチャンピオンを決めるこの1戦はオリンピックも開始された伊豆ベロドロームでの開催となります。

また、5/14(日)に大磯プリンスホテル特設コースにて行われる第2回 JBCF 大磯クリテリウムE1クラスタに野中選手、蠣崎選手、吉田選手が参戦します。

どちらも応援よろしくお願いいたします!!