【ホダカファクトリーレーシング】DAY2は国際レース‼JCX#4#5 SupercrossNOBEYAMA

 

 

11月18日(土)19日(日)長野県南牧村の滝沢牧場にて、シクロクロスの国内最高峰シリーズであるJCXシリーズの第4戦と第5戦が行われました。

DAY2はUCI(国際)レースとして開催され、海外からの選手が参戦しています。

名実ともに国内シクロクロス最高峰の大会にホダカファクトリーレーシングからは野中選手が参戦しました。

 

野中選手からのレポートをお送りします。

野中選手レポート

DAY1

SupercrossNOBEYAMAは実際の牧場が会場となっており、参戦選手数や会場の規模、物販などどこをとっても国内最大級のシクロクロスイベントである。楽しい雰囲気を感じつつ、高原の寒さに震えつつ着実にスタートの準備を行った。

写真①:限定グッズ『泥バッジ』をゲット‼ハンドルに付ける『くまベル』も購入。

スタートは2列目で過去のどの野辺山よりも良い位置からのスタートとなった。危惧していた寒さはそこまでではなく薄目の長袖のジャージと夏用インナー2枚を選択した。

写真②:スタート時は快晴。

スタートがバッチリ決まって自分でも驚きの14~15番手で第一コーナーを抜けることができた。野辺山の第一コーナーはアスファルトで普段ロードバイクに乗っている選手向きである。このアドバンテージは大きくレースを優位に運ぶことができた。

バイク交換と林間セクションの小さなミスで少し順位を下げるも、20位前後で序盤を終えようという時に事態が急変した。強い風と共にあたりは一気に暗くなり雪が降り始めた。軽度な粉雪ではなく、しっかり粒状の雪が強い風に乗って一時は吹雪のようになった。この気候変化で乾きかけていた路面はウェットになり、気温も一気に下がりサバイバルなレースとなった。

写真③:無常にも降り始めた雪。

バイク交換を駆使しながら大きく崩れないレース運びができていたが、タイム的に最終周になることが分かっていた周回の勝負所で大きく転倒してしまった。順位を落とし30位でレースを終えた。

写真④:全員が雪と寒さに翻弄されるレースとなった。

昨年は対応できなった目まぐるしく環境の変化するレースに対応できたこととポイント圏内(30位まで)を死守したできたことは良かった。

ほぼ毎周のバイク交換を完璧にこなしてくれたピットクルーに感謝したい。

DAY2(UCI)

DAY2はUCI(国際)レースとして行われ、海外から遠征してくる選手も多くいる非常にレベルの高い大会となった。国内の選手でもこのDAY2だけを狙って来ている選手も多く昨日の落車で怪我のある中どう立ち回れるかが焦点となった。

写真2-①:昨日も食べ、おいしかったミネストローネをスタート4時間前にリピート。

海外選手が前方に入ったこともあり、昨日よりもスタート位置が下がって3列目からのスタートとなった。

スタートは会心の出来で3列目スタートにも関わらず昨日同様の15位前後で第一コーナーを回ることができた。

路面は前日に降った雪でウェットな部分が多く泥セクションは非常に重たい状態であった。試走では乗車でクリアしてバイク交換の作戦で、ピットにも共有済みだったが、1周目にランで抜けると乗車よりも早い感覚があった。また、レースペースでミスが出る選手が多くそれを抜くのにもランの方が都合がよかったためここは臨機応変に作戦を変更した。

少しでも良いポジションを維持するために猛プッシュで前半を終えるも後半はジリジリと順位を落としてしまい最終盤に再起をかけるも前2名にパックに届かず30位となった。

写真2-②:集中し良いポジションを維持する野中選手。

前日と同じ30位ではあるもののレースはUCIで参加選手もより強豪になっているのでより良いレースができたと思う。前日に引き続きポイント圏内を死守できたのもよかった。

UCIレースで30位という結果は過去最高位なので来週の関西シクロクロス琵琶湖ステージ(UCI)でこれ以上の結果が出せるよう頑張りたい。

野辺山2連戦からの翌週関西というハードなスケジュールだが踏ん張りたいと思う。

写真2-③:怪我のある中、良い内容のレースを終えて安堵の表情。