【ホダカファクトリーレーシング】鹿児島2連戦JBCF開幕!!第2回鹿屋・肝付ロードレース、志布志クリテリウム

全日本実業団自転車競技連盟(JBCF)の開幕戦が昨シーズン同様、鹿児島県で開催されました。

市をまたいだ2連戦となっており2月24日(土)は鹿屋・肝付ロードレース、2月25日(日)は志布志クリテリウムが行われました。開幕戦ということもり、Jエリートツアーのリーダージャージ『ネクストイエロー』ジャージをめぐる戦いともなります。

ホダカファクトリーレーシングからはE1クラスタに野中選手が出場しました。

E1クラスタ(ロード6.5㎞×14周=91㎞、クリテリウム2.9㎞×14周=40.6㎞)
野中選手

選手からのレースレポートを掲載いたします。

また、今大会ではYouTubeにてライブ配信が行われ下記リンクよりご覧いただけます。
ロード:https://www.youtube.com/watch?v=UXBXFSIF-9w&t=7714s (2時間8分ごろ~)
クリテリウム:https://www.youtube.com/watch?v=sffXyvS83PQ&t=3288s (54分ごろ~)

野中選手レポート

鹿屋・肝付ロードレース

昨年に引き続きの鹿児島開幕となったJBCF、昨年は日程の関係で参戦できなかったが非常に参戦したい大会だったので今年こそはと参戦した。前日のうちに鹿屋入りして補給等の買い出しも済ませていたので、直接会場入りして試走を行った。試走中は直前まで降っていた雨でまだ路面は濡れているものの、レースにはあまり影響が無さそうで安心することができた。車に戻り補給を摂ってレースの準備をしながら出走を待った。

写真①:会場の鹿児島県立大隈広域公園周辺

レースは開幕戦という事もあり全国から60名超の選手が集結、開幕戦なので優勝者がJエリートツアーリーダーとなり『ネクストイエロージャージ』獲得となる。

スタートから序盤は様子見の為小規模なアタック合戦が起こり、集団は落ち着いてそれを捕まえるといった比較的落ち着いた展開となる。私も有力チーム(人数を揃えたチーム)のアタックに加わり一時的なリードを作るも吸収され集団中ほどで中盤まで過ごした。

写真②:集団内で周回を重ねる野中選手

終盤に差し掛かる頃4名の逃げが形成され順調にリードを増やしていく形に、1名脱落して3名は1分以上の差を稼ぎ出し有力な逃げとなった。

集団内では逃げにメンバーを送り込んだチームが集団の追走を阻害する動きをしていたので、集団前方に上がりその他の選手に声をかけてローテーションを扇動。集団前方で逃げを吸収するための先頭交代を行った。

写真③:集団前方で声がけをしつつローテーション

それなりに脚を使ってしまったが、集団も活性化し最終盤に3名を吸収することができた。

最終周は登りで一気にペースアップ、3名が飛び出してこれが優勝アタックになった。それを追うペースアップに20名ほどが反応することができたが、私は足が攣ってしまいそこで脱落となった。トップから50秒遅れの30位でフィニッシュ。

シクロクロスに専念していたため久しぶりのロードレースだったが、残念ながら最後の勝負に絡むことができなかった。ただ、逃げや集団の活性化を促すなどそれなりに動いた上で最終週まで残れたのは良かった。

志布志クリテリウム

昨日のロードレースから一夜明け、天気予報では曇り予報が出ていたので期待していたが、起床して外をみると本降りの雨模様だった。

試走時間もしっかり雨が降っていたので、レインウェアのまま試走はコースの確認程度にしてスタート時間を待った。飛行機での遠征のためアップローラーは持ち込んでいないので、自走でアップを簡単に済ませ招集場所に行くとかなり前方の位置を確保することができた。

写真④:スタート直後ライブカメラに手を振る野中選手

リアルスタートが切られると、天候が悪い事もあってか、かなり落ち着いたペースで展開。3周目に入っても落ち着いていたのでアタックをすると、数名がブリッジで合流。良さそうなメンバーとなったが、流石の集団もこれは逃がさないようで4周目中盤で集団に吸収されることとなった。

写真⑤:3周目にアタックを仕掛けた野中選手

集団に戻り周回賞後などのチャンスを狙うもうまくアタックが切れないまま終盤へ差し掛かってしまいました。

写真⑥:写真集団前方で様子をみる

終盤はペースが上がり手に負えない状態に、ラスト2周で一気に前方に出るも決定的には動けず埋もれてしまったので10位前後の位置を狙ったスプリントを覚悟した。ラスト1.5㎞あたりで少し位置を下げたところ右前方でアクシデント発生。転倒した選手がドミノ倒しに落車を誘発し10名ほどが転倒する大きな落車となった。

なんとか転倒せずすんだもののブレーキをかけて回避したため、前方の20名ほどと大きな差が開きその位置のまま集団を追いかけてフィニッシュ。24位となった。

写真⑦:落車の影響を受け先頭集団から数秒遅れでのフィニッシュ

自分自身は大きな落車に巻き込まれなかったものの、安堵と心配で複雑な感情のフィニッシュとなった。

写真⑧:雨の中+高速レースでウェアはドロドロに

2日間のレースを終えてロード30位、クリテリウム24位と順位としてはまずまずだったがまだ初戦。それなりに展開を作ったり加わったりできたのでロードレースの感覚は大分戻ったと思う。ここからもう一段、二段が踏めるようトレーニングしていきたい。

次回出場予定

ホダカファクトリーレーシングの次戦は栃木県で開催される2024真岡芳賀ロードレース、宇都宮清原クリテリウムです。ロードレースが3/23(土)、クリテリウムが3/24(日)に開催されます。両日ともE1クラスタに野中選手、蠣崎選手が参戦します。

本レースは『JBCF公式GachinkoCycleTV』にてYouTubeライブ配信がございます。

応援よろしくお願いいたします!!