【ホダカファクトリーレーシング】宇都宮2連戦!!JBCF真岡芳賀ロードレース・宇都宮クリテリウム

全日本実業団自転車競技連盟(JBCF)の真岡芳賀ロードレース・宇都宮クリテリウムが栃木県で開催されました。市をまたいだ2連戦となっており3月23日(土)は真岡芳賀ロードレース、3月24日(日)は宇都宮クリテリウムが行われました。関東では開幕戦ということもり、参加選手も多く非常に注目度の高いレースとなりました。

ホダカファクトリーレーシングからは以下の選手が出場しました。

真岡芳賀ロードレース
E1クラスタ(7.2㎞×6周=43.2㎞)
野中選手

宇都宮クリテリウム
E1クラスタ(1.8㎞×20周=36㎞)
野中選手
蠣崎選手

選手からのレースレポートを掲載いたします。

今大会ではYouTubeにてライブ配信が行われ下記リンクよりご覧いただけます。
ロード:https://www.youtube.com/watch?v=rcuwjyR-nxk&t=2587s (最初~)
クリテリウム:https://www.youtube.com/watch?v=TjLOn3Vaq_g (1時間30分ごろ~)

野中選手レポート

真岡芳賀ロードレース

レースは9時半スタートだが、駐車場の場所取りを始めライセンスコントロール(受付)や試走、検車、招集などレーススタートまでにやらなくてはならないことが沢山ある。そのため5時に都内を出発し駐車場の開門と同時の7時に現地に到着した。

試走の印象は、事前情報通りテクニカルなコースという印象だった。さらにはグレーチング(金属の網)があるコーナーが多くあり濡れると脅威になることが予測できた。天気予報ではレース前半は曇り、レース中盤以降は雪になるという非常にハードなもので、気温は3~4℃、体感温度は氷点下になっていた。身体の前面にはホットオイルを塗り、夏用のインナーに冬用のインナーを重ねて着用。チームジャージの上に防水処理をしたベストを羽織った。冬用インナーも体温維持に大切だが、濡れると逆に寒くなってしまう場合があるので、その下に夏用インナーを組み合わせる事で夏用インナーが水気を外側へと移し身体は乾いた状態を保つことができる。

写真①:スタート前のリラックスした様子

スタートから中盤までは小さな逃げが出るもすべて吸収、集団は要所では強い選手がペースを上げて引き延ばしにかかり徐々に人数を減らしていく。5周を完了したあたりからパラパラと降っていた雪が本降りとなり一気に路面はウェットになる。その後も雪が降り続き、身体にうっすらと雪が載ってくるほど気温も下がっていった。

寒さ対策はバッチリ効果を発揮したが、7周目を完了し少し集団での位置が後方になってしまった。前に上がりたくもコーナー前は道いっぱいに広がりコーナー明けには一気に加速する形で、コーナー明けに加速している選手たちをさらに速いスピードでパスしていくしか前に上がれない状況だった。

集団後方ではコーナーのたびに中切れが発生しており、これを埋める動きを繰り返すうちに脚が削られ8周目に入る少し前に集団から脱落。後方から来た若い選手と2名で残り2周をこなしてフィニッシュ、59位となった。

写真②:雪の中のフィニッシュ

10年を超えるレース経験から、寒さ対策はバッチリはまり完走後も末端以外はそこまで寒くなく、実力不足で最終盤に残れなったことが非常に悔しい結果となった。翌日にはクリテリウムに向けて早々に宿に戻り体のケアに努めた。

宇都宮クリテリウム

前日の真岡芳賀ロードレースでは荒天の為、レーススタートまでの準備に時間をかけたが宇都宮クリテリウムは晴天、春らしく暖かい気候で特に特別な準備はせずレースに臨むことができた。

前日の真岡芳賀ロードレースで攣ってしまった両足の状態が芳しくなく、本レースから合流したチームメイトの蠣崎にも無難にレースをする事を伝えてスタートした。中間スプリントを終えて集団が少し緩んだタイミングで少し前方に上がっていくも、やはり脚の状態は良くなく踏み辞めた。

写真③:少し前方に上がってきたところ

人数が減りきらないまま最終盤に差し掛かったので、リスクを回避して集団最後方に下がった。激しい位置取り争いで最終週には数回の落車が起きたのでリスク回避としては成功し安全にレースを終えることができた。

写真④:最終周、多少絞られた集団で完走に徹する。

目標としている4月の東日本ロードクラシックに向けてロードでは勝負に加わりたかったがまだ実力不足だった。クリテリウムは適度にリスクを回避することができたのでここからコンディションを上げて行きたいと思う。

蠣崎選手レポート

宇都宮クリテリウム

JBCF 宇都宮クリテリウム E1 52位

私にとってのJBCFロードレースシリーズ開幕戦となった今大会。コースは片側二車線の道路をヘアピン2か所で往復する1周1.8kmの単調なオーバルコース。最終コーナーを立ち上がってからゴールまでの距離が短いこともあり、最後は先頭でコーナーに突っ込むことで勝機があるとみてスタート。スタート位置は毎度の如く最後方付近ではあるが、焦らず落ち着いてポジションを上げていき、2周目に入る頃には集団先頭付近へ。

後ろに下がればコーナーのたびに立ち上がりで激しいインターバルになることは容易に想像が着いたので、常に集団の1/3より前を位置取り続けた。

途中最終局面のシミュレーションのために最終コーナー手前で集団から飛び出すなどして、自身の脚の状態を確認しつつ、集団の動きを慎重に見ながら淡々と周回をこなしていく。残り3周の時点でもかなり集団が大きく、このまま行くと大集団でのゴールスプリントとなるのは必至であったので、集団の前から5番手以内へポジションを取るため動く。

写真⑥:密集した集団内(蠣崎選手車載映像)

写真⑦:コース幅を目一杯使ってポジションを上げていく

そしてラスト1周。1コーナーでポジションを上げるため集団を大外から一気に抜こうとコーナーへアプローチした際に路面に浮いていた砂利に前輪を取られ痛恨の単独落車。膝を強打してしまったことと、滅多にやらない落車、しかも自分のミスということもあって心のダメージが大きかった。少々復帰に時間がかかり、痛みもかなり酷かったがなんとかゴールラインまではたどり着き、52位でフィニッシュとなった。コンディション的にも優勝も見えていただけに正直かなり悔しい。

次戦はここまで良い結果がで続けているJBCF大磯クリテリウムの予定なので、トレーニングを続けて良いリザルトを残せるようにしたい。

次回出場予定

ホダカファクトリーレーシングの次戦は群馬県で開催される東日本ロードクラシックです。E1クラスタのロードレースが4/20(日)で、野中選手が参戦します。
応援よろしくお願いいたします!!