【ホダカファクトリーレーシング】伝統の1戦!第55回JBCF東日本ロードクラシック群馬大会
【ホダカファクトリーレーシング】伝統の1戦!第55回JBCF東日本ロードクラシック群馬大会
4月24日(土)、4月25日(日)、群馬サイクルスポーツセンターにおいて第55回JBCF東日本ロードクラシック群馬大会が行われました。
ホダカファクトリーレーシングからは、
Day1 E1クラスタ(6㎞×20周=120㎞)野中秀樹選手
Day2 E3クラスタ(6㎞×12周=72㎞)吉田敬選手
2名が参戦しましたのでそれぞれのレースレポートを掲載いたします。
Day1野中選手レポート
群馬CSCでの東日本ロードクラシックは昨年、集団スプリントでトップ10に入り全日本選手権の参加資格を獲得した比較的得意なコース。距離も長くサバイバルな展開を好む自分にとってはチャンスの多い大会である。
昨年の同レースで獲得した2020年の全日本選手権参加資格は2021年に引き継がれる事となっていたが、大会直前に2021年の参加資格が改訂され資格を失ってしまった。代わりに資格大会となったのが今回の東日本ロードクラシック群馬大会Day1、Day2というわけだ。Day2は仕事の都合で参戦を見送ったためチャンスはDay1のみ、今後6月の全日本選手権まで資格の取れる大会はほとんどなく、まさに背水の陣で臨むこととなった。
群馬CSCでのレースは慣れたもので、もう30レースは走っているのではないだろうか。いつも通りの駐車場、いつも通りの試走、アップ、サイン、スタートあまり考えずスムーズにこなせる。朝一番のレースで気温を心配したがスタート前には徐々に暖かくなってきてホットオイルを多めに塗ったことを後悔するほどだった。スタートしてもいつも通りの下りをいつも通りのラインで下る。登りに入り、ローリングが明けるとリアルスタートとなった。
今回は全日本選手権出場をかけたラストチャンスということもあり作戦は『集団待機』と決めていた。理由は①距離が120㎞と長いこと②昨シーズンに比べ体重がかなり重いこと③最近の練習でスプリントに自信がついてきていること、この3点にあった。集団内で強い選手に動きがあった時や逃げを追うローテーションに加わる時だけスッと前に出て、それ以外は集団中ほどで前の動きに集中しつつ待機した。
逃げに乗ったり、登りでペースを上げてよりサバイバルな展開にしたりしたい気持ちを必死に抑え込み『体重増のため去年の感覚だと持たないかもしれない』と自分に言い聞かせて我慢した。100㎞を走りレースは終盤へ、70名以上いた集団は40名以下に絞られ、2、3名の逃げを追う展開、ラスト2周は若干ペースが上がるも厳しいペースまでは上がらず落ち着いて逃げを吸収し30名ほどでゴールスプリントとなった。
最後の心臓破りの坂で少し位置を下げてしまったので下りで位置を上げなおすも15番手前後、最終コーナーはインで回ってから外に振るいつものラインで位置をさらに上げてスプリントを開始。しかし直近の群馬CSC(昨年8月P・E1交流戦)のゴールスプリントで落車に巻き込まれたラインでもあり、少し躊躇が出たのか、スプリントを開始するタイミングが若干遅くなってしまった。伸びきらないままゴールライン。前方には8名。横並びは自分を含めて3名…どうだ??
野中選手と120kmを戦ったのは、
もちろんKhodaaBloom STRAUSS DISC‼️トップチューブの汗が激戦を物語ります。
なんとSTRAUSS DISCはアルミのレーシングバイクです。
アルミじゃ戦えない?
E1の先頭集団にアルミバイクは野中選手の1台だけ(目視🧐)
戦えるアルミバイク、KhdaaBloomにありますよ🤭 pic.twitter.com/4077R2Kk3t
— ホダカファクトリーレーシング (@HFR_PR) April 24, 2021
3時間超の長丁場120㎞を戦った選手たちと健闘をたたえつつコース外へ、サポートスタッフや他チームの選手たちと話していると結果が・・・・トップ差0秒96の11位。10位と0.04秒差。この僅かな差で全日本選手権への挑戦権を失った。
E1の最終局面‼️
120kmの戦いの末、30名ほどのスプリントに🔥
野中選手は手前側、タイム差無しの11位フィニッシュです。 pic.twitter.com/LugzrD5940
— ホダカファクトリーレーシング (@HFR_PR) April 24, 2021
この結果を受け入れるのには時間がかかるが、前を向かなければいけない。5月15日にはプロツアー選手との交流戦、その翌週には総合3位までに全日本選手権の参加資格が与えられる2days race in木祖村が控えている。一つ一つのレース、少ないチャンスに集中していきたいと思う。
Day2吉田選手レポート
群馬CSCは初めて走るコースだが、下りで落車が多いなどとチームメイトの方々に聞いていたので事前にYouTubeでコースを確認していた。しかし車載映像だと斜度の険しさなどは確認しにくかった。迎えた当日、E3のレースは午後からで試走が11時にあったため10時くらいに会場入り。試走でコースを確認するも2週しかできず、コーナーの感覚は掴めなかった。また、心臓破りの坂では他の選手がスイスイ登るが、自分はきつく感じた。
試走が終わり、ローラーでのアップをレース開始の1時間前から30分ほどやろうと計画していたが、出走サインがちょうど1時間前から始まり、その後バイクを並べた順でスタートラインに入ることを知った。選手が200人近く参戦しているため後ろに並ぶのはとても不利になる。そのためアップ不十分で、バイクを並べることに。それでもサポートに来てくれたチームメイトのバイクを借りて10分程のローラーは出来たし、バイクを並べた位置からスタート地点までの移動で前から3列目に移動出来た。
そしてレーススタート。最初は下りで落車の危険があるため、先導車がペースを上げないようにする。そして下りが終わるとレーススタートの合図。一気にペースが上がる。ペースアップにはついていけたが、心臓破りの坂がやはり苦しい。脚が回らない。いつもの自分では無い感覚がある。調整が失敗した感覚に近い。3~4週はついていけたが、その後の心臓破りの坂で千切れてしまった。その後は後ろの集団に混ざり、数周すると足切りとなった。
東日本ロードDay2はE3クラスタに吉田選手が参戦!!
E3は199人がエントリーし圧巻のスタートです。
吉田選手は序盤集団でレースをしましたが集団から脱落。
7/12周でDNFとなりました。5/15に同じコースで開催される群馬CSCロードレースでのリベンジを目指します💪#ホダカファクトリーレーシング pic.twitter.com/s1aWYjzOxv
— ホダカファクトリーレーシング (@HFR_PR) April 25, 2021
今回の反省点は調整不足。レース直前に激しい練習は控え、体を休ませるようにする。そして、身体の軽量化も必要だと感じた。自分はクライマーに比べると体重が重いため、不利になる。次回は5月15日の交流戦。今回と同じ群馬CSCのレース。レースまで1ヶ月も無いが出来るだけ減量し、レース前の調整をしっかり行って臨みたい。
次回出場予定
ホダカファクトリーレーシングの次戦は5月15日(土)のJBCF群馬CSCロードレースです。フルメンバーとなる7名が参戦予定です。E1クラスタは普段Jプロツアーを走るPカテゴリーの選手との交流戦となり、注目の1戦です!
ぜひ応援よろしくお願いします!!