【ホダカファクトリーレーシング】JET混走の群馬逆回り！群馬CSCロードレース6月大会

野中選手レポート

リザルト：35位（メイン集団完走）

ゴールデンウイークにひざを痛め、もう痛みこそ無いものの違和感を抱えながらの出走となった。前回5月の群馬ではプロ選手との交流戦ではあったが、60㎞ほどでひざの痛みが出てしまいDNFとなった。今日こそは納得のいく走りをしたい。群馬の逆回りに関しては経験がなかったが下りに苦手意識はなく、コースによって極端な得意不得意のあるタイプではないのであまり心配していなかった。

スタート前、選手たちのワクワクと程よい緊張感が伝わってくる

リアルスタート直後、登りの入り口まで思ったよりも集団が伸びることが分かったので中切れ等のリスク回避のため早々に位置を上げた。レースは結果的にファーストアタックから2名、ブリッジから2名が逃げ切り。さらにレース終盤に10名ほどの追走ができてトップ差26秒ほどでフィニッシュ。自分は詫間選手とともにトップ差1分20秒のメイン集団ゴールとなった。

レースの要点は大まかに以下の3点
① ファーストアタック
② 強豪選手のブリッジ
③ 終盤強豪選手を多く含む追走集団の形成

ファーストアタックは見逃すべくして見逃したので良いが、②③は意識しつつも乗ることが出来なかった。苦しいタイミングで行かれた実力不足と、直前の展開に満足して少し位置を下げたところで行かれてしまった注意不足というそれぞれの理由からだった。5月のレースの結果が良くなかったため消極的な走りをしてしまったと思う。実際にレース中、他チームの選手から「今日はおとなしいね！」などと声をかけられた。反省したい。次は得意な石川サイクルロードレースでプロ選手との交流戦。またとない力試しの舞台に万全の状態で臨めるよう準備していきたいと思う。

E3詫間選手レポート

天候：晴れ
クラスタ：JET(E1～3混走)
リザルト：45位(メイン集団完走)

2021年シーズンの2戦目として、群馬CSCロードレース6月大会に参加した。今大会の特徴は、全エリートクラスタが混走である点と群馬CSCを逆回りであるという2点。注意すべきはコースについてだが、出走するほぼ全員が初めての逆回りであることから、経験値の差がほぼ無く同じ土俵で戦える分自分にとってはアドバンテージになるのではないかと踏んでいた。レースは半周のローリングからリアルスタートとなったが、前大会の反省点から序盤は抑え目で走ることを意識して、中切れで千切れない程度に集団内で身を潜めることに専念した。

全体のペース感がある程度落ち着いた段階で位置取りを前目にシフトし、先頭付近でローテーションに加わるなど集団内での動きを意識。また、120kmという長丁場を考慮した水分補給と栄養補給を慣れない集団走行内で行うなど、課題にチャレンジする時間に充てた。

チームで位置をキープする野中選手と詫間選手

レースの展開としては、序盤からの数名の逃げをメイン集団が追う形で進行するが、なかなか差が詰まらず、メイン集団内では一部の選手から焦りの色が見える。残り2～3周で、追走集団が形成されて逃げを追う動きがあったようだが、そのタイミングで集団内後方に下がっていた自分にはその動きが見えず、結果フィニッシュ直前までそれを知らずに走ることとなってしまった。その結果、入賞位置にないメイン集団はフィニッシュまでペースが上がることがなく、流してメイン集団完走となった。

前大会は、ロードバイクにほとんど乗り込んでおらず、ポジションも定まらないままリアルスタート直後に自らペースを上げてタレるという自爆行為をしてしまったため、今大会はかなり大人し目に走ることを意識した。それでも終始同じメイン集団で走っていた野中選手とNPのパワーウエイトレシオで0.7倍近く差があることから、まだまだ効率が良い走りが出来ていないということも分かった。次戦では、抑えるところと攻めるところにメリハリを付け、結果に繋がる走りを意識していきたいと思う。