【ホダカファクトリーレーシング】2日間のロードレース！JBCF群馬ロードレースDay1・Day2

野中選手レポート

2022シーズンのJBCF初戦に選んだ今レース。正直現状のコンディションからすると厳しい2日間になるとレース前から予感していた。直前の最速店長選手権2022では2位という結果でそれなりに満足はしていたが身体が作れているわけでも、よく乗れているわけでもなくエリート1の強度で90㎞のロードレースはチャレンジングなレースとなった。

Day1

当日入りのため寝不足は否めないが、アップを終えて出走サインと検車を済ませてバイクを招集場所に並べた。このJBCFの大会特有のルーティンはいよいよ2022シーズンが始まったのだと何とも言えない高揚感がある。

JBCFシーズン初戦少し硬い表情の野中選手

スタートからレース前半、E１はかなり落ち着いた調子で周回をこなした。関東ではこのレースが開幕戦となったため私も含め様子を見ている選手が多かった印象である。すでに数レースを走っている選手や強豪選手たちがジャブを打ち合う様を先方に見ながら難なく周回をこなすことが出来た。

落ち着いたペースの集団中ほど周回をこなす。

しかし7周を終えレースが後半に差し掛かるころから少しずつ身体に異変が起き始め、心臓破りの坂で限界ギリギリに追い込まれるようになった。何とか集団に残るのがやっとだった。9周目、10周目の心臓破りでは脚が攣ったのを何とか誤魔化して集団に残るも11周目の心臓破りのピークで両足が完全に攣ってしまいバイクを降りることとなった。攣った脚を延ばして再スタートするのに3分近くかかってしまい14周完了残り1周を残してDNFとなった。

Day2

Day1終了後、会場近くの温泉宿に宿泊し、できる限りのリカバリーを行ったが前日に完全に攣ってしまった両足はかなりの痛みがでていた。　展開に期待してスタートするも前日とは逆に序盤からハイペースな展開となった。2周先頭集団で耐えたものの3周目でドロップ、6周でDNFとなった。

集団最後方で厳しい戦いを強いられる野中選手

序盤の4周がハイペースで5周目は少しペースが落ちたらしく、「あと1周耐えれていれば…」という気持ちもあったが、そもそもその身体が次元ではなかったことを思い知ったので次戦に向けてリカバリーとベースアップに切り替えていきたい。

吉田選手レポート

今シーズン初のロードレ―ス。去年何度か走って、群馬CSCの走り方というのは覚えたので、一冬越えた自分がどこまで通用するのか楽しみだった。また去年レースをした中で、自分はウォーミングアップが不足していると感じており、レースで先頭集団に置いていかれてから足が回ることが多々あった。今回はウォーミングアップを長めに行い、スタートから動けるようにした。

Day1

レーススタート後、ペースは上がるものの余裕をもって集団に付いていくことが出来た。心臓破りの坂も脚を残しながらこなしていった。しかし、周回を重ねるにつれて脚はすこしずつ削れていき、残り3周で数名のアタックがかかる。ここでセレクションがかかると判断した私はそれに付いていった。しかしついていくことで大きく脚を削ってしまい、心臓破りの坂で千切れてしまった。結果として46位で完走となった。

アタックに反応して集団先頭にでる吉田選手

Day2

前日の反省を生かして、今回はとにかく集団の中に潜み、先頭集団に残ることを目標にした。レースが始まり前日同様に周回を重ねていった。

集団前方の良い位置で周回をこなす吉田選手。

しかし残り2周の下りのヘアピンコーナーでうまく下りをこなせず、集団後方に位置してしまった。レースも残りわずかでペースも速く、集団前方に戻ることが出来なかった。そのまま心臓破りの坂に入り集団に付いていくことが出来ず千切れてしまった。

両日の反省をまとめると、ポジション取りや、レースの状況からアタックに反応するかしないかの判断力、そういった技術的な部分が私にはまだまだ不足していると感じた。次回参戦予定の大磯クリテリウムではこの2点がとても重要になってくるので、意識して次戦に臨みたい。