【ホダカファクトリーレーシング】大人気の関東近郊会場‼ JCX#4幕張クロス

11月10日(日)千葉県の幕張市にて、国内最高峰のシクロクロスシリーズであるJCXシリーズの第4戦、幕張クロスが行われました。
関東近郊のため例年多くの観客が訪れる幕張クロス。今年も曇天に負けない熱い応援で盛り上がりました。
ホダカファクトリーレーシングからはME1(JCX)に東北シクロクロス亘理ラウンドで昇格したばかりの笹野選手と野中選手が出場しました。

ME1(60分)
野中選手
笹野選手

選手からのレースレポートを掲載いたします。

野中選手レポート

非常に悔しい結果で終わった御殿場シクロクロスから1週間、連戦のためオーバーワークにならないよう気をつけながらトレーニングを積んだ。幕張クロスは会社としてイベント出店をしており、会場内のテントでゆっくりとレースの準備ができた。

ME1で走る野中選手と笹野選手のポスター

幕張クロスはシクロクロスを始める前から走っていた慣れ親しんだ公園で行われるので思い入れもあり得意な意識もあるコース。昨年はギリギリフルラップ完走ができなかったので今年はフルラップを最低限の目標にTOP10入りも目標にスタートした。
スタート直後にコースが狭くなり左コーナーに入るレイアウトの為、案の定スタートは大荒れ落車も発生した。ギアの選択がかみ合わず少し出遅れるもなんとか落車は回避して20番手以内で1周目に入る事が出来た。有力選手もトラブルで遅れる中、数名をパスして単独8位で周回。

終盤まで一人旅が続いた

中盤までは前の小坂選手(Utsunomiya Lux)まではジリジリ詰まっていたが、後半は自身のペースが少し落ちてきてしまった。ここで序盤トラブルで遅れていた加藤健悟選手(臼杵レーシング)が迫ってきていた。

徐々に近づいてきた加藤選手

加藤選手と8位争いのパックになる

数週は引き離すことを考えペースを上げたが、やはり迫ってきていたので一旦ジョインして前に出し付いていく戦略に変更。最終周手前で少し離されたがなんとか戻って最終周。
最終周終盤のシケインには前で入りたいと考えてアタック。加藤選手を引き離すことに成功したが、シケインをバニーホップで越えた加藤選手に逆転されその差のままフィニッシュへ。スプリントも届かず1秒差の9位となった。

フルラップ完走、ゴールラインまでのスプリント

普段自分より前の順位で走っている選手と競り合えて非常に楽しい時間だったが勝ちきれなかったのは本当に悔しかった。連戦で琵琶湖、ワイルドネイチャープラザと続くのでより良い結果を目指して出来ることをしていきたいと思う。

笹野選手レポート

前回のJCX #2東北シクロクロス 亘理ラウンドにてME2カテゴリで1位昇格、今回のJCX#4幕張クロスからME1カテゴリでの出走となった。
JCX #4幕張クロスでの目標は、ME1カテゴリのレースに慣れることと今まで以上に速いペースで走るため、丁寧にひとつひとつのセクションをこなし順位を上げることにした。

ゼッケン番号は89番で最後列からのスタート

スタート直後に前方で落車が発生。その後も数回前方で落車があり、巻き込まれなかったものの回避に時間がかかり前を走っている選手とはかなりタイム差が開いてしまった。
タイム差を縮めなければという焦りから何度かミスをしてしまい思うように順位を上げることができなかったが、丁寧に走ることを自分のなかで言い聞かせなんとか落ち着きを取り戻し少しずつ順位を上げることができた。

レース前半、順位を上げる機会を狙う

レース中盤、少しずつ調子が上がってきてまだまだ順位を上げられそうだと思っていた時に80%ルールによりレース終了。

80%ルールによりレース中盤でレースを終えた

初めてのME1カテゴリでのレースは77位-5 LAPという厳しい結果に終わった。
ついにトップカテゴリで走ることができたという嬉しさもあるが、調子が上がってきたところでレースが終わってしまった悔しさの気持ちのほうが大きかった。
シクロクロスシーズン後半に向けて、練習を怠らず少しでも良い順位をとれるよう頑張っていきたいと思う。