【ホダカファクトリーレーシング】砂の迷宮‼ JCX#6 東海シクロクロス WNP

11月24日(日)愛知県の稲沢市にて、国内最高峰のシクロクロスシリーズであるJCXシリーズの第6戦、東海シクロクロス ワイルドネイチャープラザが行われました。
全国でも珍しい砂丘、祖父江砂丘に作られたサラサラの砂コースが選手を翻弄します。
ホダカファクトリーレーシングからはME1(JCX)に野中選手と笹野選手が出場しました。

ME1(60分)
野中選手
笹野選手

選手からのレースレポートを掲載いたします。

野中選手レポート

愛知県と言いつつも岐阜県との県境にちかいワイルドネイチャープラザ(WNP)、過去に一度出場しているJCFシリーズのWNPでは砂に苦戦して酷い結果だった記憶が脳裏をよぎる。当時より体重もだいぶ軽くなり、スキル面やフィジカル面も今シーズンは非常に良いので大崩れせず走り切る事を目標とした。
前日、当日の朝は岐阜県にある『rustico』という(パンがめちゃくちゃ美味しい)カフェで大盛モーニングセットを食べて会場入りした。ここでモーニングを食べる事が今回の目的の一つだった。

長距離の遠征では食事で英気を養うのも長いシーズンを乗り切るポイント

試走を終えた所感として林間セクションは調子よく走れるものの、やはり砂の深いセクションがここ数戦でリザルトの近い他選手と比べても遅いことが分かった。乗り方やラインを工夫して少しでも差を埋めるよう試走を重ねた。
スタートは非常にうまく決まりTOP10内で1コーナーをクリアするも、そこから続く長い砂区間で失速20位前後まで位置を落としてしまった。
中盤に向けて垂れてきた選手をパスして15位争いの3名パック川村選手(チーム36隊)折橋選手(MiNERVA-asahi)で中盤以降を展開、それぞれ得意なセクションで差をつけるシクロクロスらしい展開になった。
なんとかこのパックから抜け出し単独15位で最終ラップに入ると思った矢先に-1Lupで80%OUT。15位を守れたことはうれしいが煮え切らない結果となった。
反省点としてコースの名物でもある長い砂キャンバーを乗車かランか悩んだ末、レースでは主にランを選択していた。本来乗車でクリアする予定だったが周囲の選手がランを選択しており、ランでパスされる事があったので自分もランに切り替えてしまった。しかしランは体力の消耗が激しく終盤のペースダウンにつながったと思われる。ランでパスされても動じずに乗車を貫いていれば、終盤への体力温存さらにはフルラップ完走に繋がっていたと思う。砂のレースは少ないが反省を生かして成長していきたい。

笹野選手レポート

初めての東海シクロクロスのレース出場となったJCX #6ワイルドネイチャープラザ。
会場に到着し、他のカテゴリのレースを観戦しつつコースの雰囲気を見たが、コースの半分以上が砂でかなりキツイレースになりそうだという印象を受けた。
話が変わるが、実はME4カテゴリで表彰台にのった時が砂地のレース(シクロクロス東京)だったため、砂に対してあまり苦手意識はなく前回の幕張クロスより順位を上げることができるのではないかと期待していた。
しかし、レース前に試走をしたところ砂がとても苦手になっていたことが判明。ME4カテゴリで走っていた当時とポジションがだいぶ変わったのと砂地の練習不足が原因ではないかと思う。
そしてレース本番、不安が募るなか前回と同様に今回も最後列からのスタート。スタート直後から砂のコースが始まるため、砂埃で前が見えずどのラインが走れるかの判断が遅くなってしまい、かなりのタイムロス。前方の選手とタイム差が開いてしまった焦りからミスを連発、そして体力を消耗する砂のコースということもあり一瞬で体力が無くなってしまい3周回目でレース終了。77位-5LAPという結果だった。
前回の幕張クロスと同様に厳しい結果になってしまった。
次戦は、JCX#7松伏シクロクロス。去年一度出場したことのあるレースなので現状を打破できるよう頑張りたいと思う。