【ホダカファクトリーレーシング】大阪遠征2日目!! 第34回JBCF舞洲クリテリウム

【レースレポート】大阪遠征2日目!! 第34回JBCF舞洲クリテリウム

レポート

ホダカファクトリーレーシングよりエントリーしたメンバーは以下の通り。
E1クラスタ1組目(850m×35周=30㎞)野中秀樹選手
E3クラスタ1組目(850m×20周=17㎞)蠣崎藍道選手
E3クラスタ2組目(850m×20周=17㎞)桶野純平選手
E3クラスタ2組目(850m×20周=17㎞)吉田敬選手

1周回850mの楕円状のコースを何度も周回する。単調ゆえに難しさが潜んでいるのが舞洲クリテリウムだ。

E1クラスタ

2日目のクリテリウムは生憎の雨が降る中でのクリテリウム。午前中は晴れており、E1のレースまではもつかと思われた。しかしその願いも叶わず、E1のレースが始まる時に大きな雨粒が降り出した。まずE1クラスタ1組目の野中選手がスタート。レース前にレインシューズカバーを履いたり、雨対策をしているとE1選手のコースイン時間になってしまい、野中選手は最後尾でレースのスタートラインに立った。

スタートはローリングスタート。ローリング時イン側が空いていたため、イン側でコーナーを回り前方に位置を上げて、リアルスタートを切った。序盤からハイペースでレースが進むが雨が降っていることもありコーナーは安全に回っているように見受けられた。野中選手は序盤から前方の方でレースを進める。

集団を牽引する野中選手

7周回に1度スプリント周回があり、野中選手は14周回目のスプリント賞を獲得。

先頭でスプリントする野中選手

スプリント周回後集団後方で脚を休めながら、周回を重ねていく。ラスト3周まで集団後方にて温存してから、最終勝負に向けて一気に位置を上げる。ラスト2周のバックストレートにて一気に先頭まで上がろうとするが、ペースが上がった集団にコーナーで被せられてしまい、中盤まで下がってしまった。ラスト1周あったが、雨の中のクリテリウムということ、次戦の狙っている群馬のレースもあるため、安全を取り、集団後方にて25位でフィニッシュ。

ダイジェスト動画

フル動画

E3クラスタ

続いてE3クラスタ1組目で蠣崎選手がスタート。路面状況は雨降り続き一部水たまりが川になっている部分があった。またE3クラスタは大会を中止にしない代わりに、空気圧を6気圧以下に指定され、普段よりタイヤがグリップするように対策が打たれた。蠣崎選手はクリテリウムを得意としている選手であり、期待大でレースがスタート。逃げを作られないように常に前方でレースを進めた。途中逃げる選手はいたが、しっかりとチェックに入ることができ、逃げを潰すことができた。

前方でレースを進めている蠣崎選手

残り5周あたりから、位置取りを開始。2名の逃げができていたが集団から5秒程ですぐに捕まえられる位置であった。そして、残り1周に入っていく最終コーナー。集団4番手の好位置につけ勝利の方程式は整っていた。しかし、目の前の選手がコーナー時に前ブレーキを握り、フロントタイヤを滑らせ落車。避けきれずにこの落車に巻き込まれてしまった。ラスト1周に入っていたため、ニュートラルが適用できず結果DNFで終わってしまった。好位置だけに、とても残念なレースになってしまった。

落車に巻き込まれてしまった蠣崎選手

最後のレースE3クラスタ2組目にて桶野選手、吉田選手がスタート。桶野選手はクリテリウムが得意な選手であり、蠣崎選手に続き期待大であった。桶野選手はリアルスタート時、先頭で一気にペースを上げ、逃げができないようにレース作りを行った。吉田選手も桶野選手がクリテリウムを得意と知っているため、チームで近くに位置していた。前半から両選手積極的に前方でレースを進めており、両選手表彰台の可能性がでてきていた。

集団前方に位置する桶野選手、吉田選手

7周目のスプリント周回。バックストレートにて桶野選手が前方に上がり最終コーナーを1番手で通過する。吉田選手も集団の3番手程に位置する好位置にいた。両選手踏んで、スプリント賞を狙うが他の選手も踏んでいたため、途中で踏みやめてフィニッシュのみをターゲットに絞った。

最終コーナーを先頭で抜ける桶野選手、好位置でスプリント賞を狙う吉田選手

逃げもなく、集団は15名程までに絞られてきて、集団スプリントになることが予想された。両選手集団中程で脚を温存し、最後のスプリントに向けて戦闘態勢に入った。すると残り周回5周回に入ろうとする時に、最終コーナーにて前方5番手程に位置していた選手がタイヤを滑らせ落車。これを避けようとした吉田選手がコースのフェンスに衝突し落車に巻き込まれてしまった。桶野選手はギリギリイン側にて避けることができたが、前方に位置していた4選手との間ができてしまった。吉田選手はこの落車で負傷したが、ニュートラルにてレースに復帰。桶野選手は前を追いかけるが中々追いつかず、2周程1人で追う展開。両選手第1集団に追い付かず、吉田選手11位、桶野選手12位でフィニッシュ。両選手入賞を狙える脚があるだけに、すごく残念なレースになってしまった。

最終結果

E1クラスタ野中選手…25位(14周回目スプリント賞獲得)
E3クラスタ蠣崎選手…DNF
E3クラスタ桶野選手…12位
E3クラスタ吉田選手…11位
 

各選手のコメント

E1クラスタ野中選手

「苦手な平坦・単距離のクリテリウムであったが、集団前方で目立つ走りができました。またスプリント賞も獲得することができたのでとても満足しております。次戦は、得意とする東日本ロードクラシック群馬大会になります。入賞目指して頑張りたいと思います。」

E3クラスタ蠣崎選手

「かなり脚に余裕があり、勝てる可能性が高かったため、非常に残念なレースになってしまいました。落車の原因の選手には一言謝って欲しかったですが、レースに出る以上危険は常に隣合わせであると改めて強く感じました。走力の練習以外にもテクニックの部分も練習することが大切であると改めて再確認できたレースでした。次戦は群馬ロードレース(5/15) になります。昇格できるように頑張っていきたいと思います。」

E3クラスタ桶野選手

「狙っていたレースだけあってとても残念なレースになってしまった。脚もあり、積極的な走りもできており調子は良かったですが、落車回避後の追走で、脚をかなり使ってしまい、先頭パックにも追いつけず、完走するだけのレースになってしまいました。気持ちを切り替えて、次戦の群馬ロードレース(5/15)にて昇格できるように、練習を積み重ねていきたいと思います。」

E3クラスタ吉田選手

「落車を避けたが避けた先がフェンスであったため、巻き込まれてしまいました。集団内で良い位置をキープすることができていたため、非常にもったないないレースになってしまいました。怪我は軽度の擦過傷のため、早期回復し、次戦の東日本ロードクラシック群馬大会に向けて練習を行っていきたいです。」

次回出場予定

4/24東日本ロードクラシック群馬大会day1…E1野中選手
4/25東日本ロードクラシック群馬大会day2…E3吉田選手
 

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