【ホダカファクトリーレーシング】全日本選手権への切符!!第6回JBCF南魚沼ロードレース
9月20日(日)新潟県の南魚沼市にて第6回JBCF南魚沼ロードレース(第55回経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ)が行われました。
1周12㎞の公道レース、登りが多いレースということもありホダカファクトリーレーシングからは登坂の得意な吉田選手、全日本選手権の出場権のかかった野中選手が出場しました。
E1クラスタ(12km×7周=84㎞)
野中選手
E3クラスタ(12㎞×3周=34㎞)
吉田選手
野中選手レポート
今回の魚沼ロードレースは第55回経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップとして開催され、E1クラスタのトップ10位までに2021年の全日本選手権大会への参加資格が与えられる大会となった。そのため参加選手も東西から強豪が集まり、前日とはかなり違った雰囲気であった。私自身も2021年、全日本選手権にはJBCF推薦枠として参加資格をもっていたが大会延期に伴い資格が一度取り消されており重要度の高い大会であった。
コースはダムに向かって曲がりくねった登坂を上り、コーナーの多いダム湖を一周しダムからテクニカルな下りに入るコースで気の抜けないレイアウトである。過去にダム周回のトンネル内で落車に巻き込まれた経験があるのでアイウェアはクリアレンズで臨んだ。
レースはスタート後すぐに長い登坂から始まったが、E1クラスタは距離もあるためかかなりスローなスタートであった。ダム湖まで上がってもペースはスローのままだったためファーストアタック。目立つため&心拍を上げておくためのアタックで、動画撮影用のバイクカメラも先頭を走っていたためかなり目立つことが出来たと思う。逃げ自体には後ろから数名のブリッジがあったがほどなく吸収された。
集団内でレースをこなす野中選手。
集団に戻ってからは温存のため集団後方で待機した。距離が長いため有力選手も比較的バラバラに集団内に散らばっていた。3周目を終えレースも折り返しに入ったところで集団がペースアップ。集団前方で集団をふるいにかける動きが一気に始まったようであった。私は集団中盤に位置していたが4周目の登坂区間で徐々に位置を下げてしまい先頭集団より脱落してしまった。
脱落したグルペットで周回を重ねる。
ダム周回に入ってからも登りのたびに先頭集団が見えるがついに戻ることはできなかった。4~5名のグルペットで先頭交代をしているうちに前方の小集団に追いつき十数名のグルペットになった。7周回を終え30位でフィニッシュした。
30位でフィニッシュ。
登坂の練習がめっきりできておらず、課題には思っていたが予想以上に早い段階で脱落してしまったのは残念だった。グルペット内では休まず完走に向けてしっかりと仕事ができたので、脱落してからの内容には満足している。
吉田選手レポート
コースは三国川ダムを回る周回コースを3周するレース。コースとしてアップダウンがあるため、比較的自分に向いていると思われる。初めて走るレースであるため、動画や試走などでコーナーの様子などを入念に確認した。特にコースの後半では下りながらのヘアピンコーナーが連続するため、スピードを出し過ぎると落車の危険性が高いと思われた。
スタートを待つ吉田選手。
試走が終わった後、準備を済ませてレースがスタートした。スタート直後は登りのため、アクチュアルスタートが始まるとペースが一気に上がる。結構きつい強度のペースだが、どうにか先頭集団で耐えることが出来た。登りの途中で自分の左側にいた選手がふらついて落車。自分は巻き込まれずに済んだ。
その後は緩やかなアップダウンが続き、先頭に残る。そして問題の下りの連続ヘアピン。予想通り、落車発生。突っ込み過ぎた選手がコーナー外側のフェンスに当たって宙を舞った。その光景を見てしまうと下りには細心の注意を払うようにした。
その後もきつい登りが繰り返されるも先頭集団に残り続け、下りのヘアピンでは毎周回落車が発生していた。そして最終周回の登りで自分の前の選手が疲労のせいなのかふらついて落車。自分は転倒しなかったが、止まることしか出来なかった。そこから再発進するものの、きつい登りと限界の脚だったため先頭集団に追い付くことが出来なかった。
落車の影響もあり大事な登坂で集団から遅れてしまう。
その後は自分と同じく落車で遅れた選手のグループで最後まで走り、21位でゴールした。落車が無ければもっといい順位になれたのでは…という悔しさがあるが、この悔しさを忘れずに練習を続けて次はもっと良い結果を出せるようにしたい。
次回出場予定
ホダカファクトリーレーシングは、10月16日かすみがうらタイムトライアルと10月17日かすみがうらロードレースにシーズン最終戦として参戦しています。こちらのレースレポートも近日公開予定です。お楽しみに!