【ホダカファクトリーレーシング】超サバイバルレース!!第2回JBCFかすみがうらロードレース

10月23日(日)茨城県のかすみがうら市の霞ヶ浦湖畔にて第2回JBCFかすみがうらロードレースが行われました。

前日のTTと異なり昨年からのコース変更はなくテクニカルな細いあぜ道での直角コーナーと約2㎞の直線、選手の脚を削りレースをサバイバルにする短い登坂のあるロードレースです。

ホダカファクトリーレーシングからはE1に野中選手と蠣崎選手、E2吉田選手が出場しました。

E1クラスタ(4.8㎞×15周=72㎞)
野中選手
蠣崎選手

E2クラスタ(4.8㎞×10周=48㎞)
吉田選手

選手からのレースレポートを掲載いたします。

野中選手レポート

前日のTT(タイムトライアル)ではとても良い感触だった事と、初開催であった昨年に14位に入っているレースでもあるので上位入賞を目指して会場入りをした。

コースは昨年から変更ないが、昨年はカラーコーンで絞っていたタイトコーナーが今年は絞られておらず少し広くなっていたため要チェック。集団が大きい状態ではイン側から前に上がりたい選手が出ると予想した。

検車を済ませてスタートラインに並ぶが、早めに行ったつもりがすでに長蛇の列ができていた。タイトコーナーや細いあぜ道がコースになっている事、100人近い選手がエントリーしている事でどの選手も速めに並んだようだ。集団後方からのスタートとなってしまい不安もあったが、仕方がないのでスタートを待った。

レーススタート、広い直線に入りすぐにローリングが解除されたので全開で踏んで位置を上げることが出来た。昨年も相当なサバイバルレースになっているので、集団内でできるだけ温存する作戦。

序盤の3、4周はペースも速く位置をキープするのでやっとだった。4周目には蠣崎選手が後方に下がっていくのを確認したが、こちらも声をかけるまでの余裕はなかった。

4、5周目は落車も発生して一番キツイ周回となった。中切れも頻発し小さな中切れを数回埋めたがついには大きな中切れで集団が2分され後方の集団に残されてしまった。15人ほどの集団で、まだまだ足のあるメンツだったので声をかけてローテーションを促すため数回この集団の先頭に上がった。

思えばここで予想以上に脚を使ってしまったと思う。中切れを埋める事に成功し、集団はまた30人超に戻ったがこの時点で3分の2以上の選手が先頭集団から脱落していた。

写真①:集団で登りをこなす野中選手

 

予想通りのサバイバルレースだったが7周目あたりからは集団のペースが落ちてスローペースになったのでまた温存作戦に戻った。

10周完了時の中間スプリントで集団が活性化してスプリントライン直後に逃げが発生した。これも予想出来ていた展開だったが、この時点ではもう脚がいっぱいいっぱいで集団からチェイスの選手たちを見送る他なかった。

結果ここで出た3人がTOP3で表彰台に上がることとなった。

写真②:集団後方で疲れの見える野中選手

終盤逃げは確定的なものとなっていたが最終戦ということもあり4位争いのために集団のペースが徐々に上がっていく。ラスト3周でピクピクと痙攣し始めた脚は限界を迎えラスト1周に入るところで完全に攣ってしまった。集団から脱落して攣った脚をごまかしながらなんとかラスト5㎞を走り切り33位で完走となった。

中切れを埋めない事には今回のレースは終わってしまっていたので、あの状況で脚を使ったことは間違えではないが、そもそもこういったコースでは中切れで後方集団位に入らないような位置取りが必須なので反省点である。

蠣崎選手レポート

JBCF袖ヶ浦クリテリウム E1
結果:DNF

エリートツアー最終戦として開催された今レース。
昨年は雨の中での開催であったが、今年は若干の風はあるものの、比較的安定した秋晴れとなった。狭いコースに70人ほどが一斉スタートとなるため、とにかく序盤は先頭付近で展開することが重要であった。

スタート直後に一気にポジションアップをはかり、リアルスタート時に先頭グループに入ることに成功。そのまま先頭グループで1周目をこなして2周目へ。

平坦区間はトレーニングの成果も出ており、かなり余裕をもって走れていたが、コースラストにある300mの登坂区間で毎周回ペースアップがあり、足を削られてしまっていた。3周目までは集団先頭付近で走行、しかし登りで一気にペースが上がった際に対応することができず、何とか集団後方に食らいついていたものの、徐々に引き離されてしまい、集団からドロップ。

残念ながらそのままDNFとなってしまった。

写真③:集団からドロップしてしまった蠣崎選手

これで今シーズンのJBCF Jエリートツアーのロードレースは終了となります。
私たちの活動を応援していただきありがとうございました。
来シーズン、より一層トレーニングに打ち込み、ブランディングに貢献できるよう精一杯尽力いたしますので、今後とも応援よろしくお願いいたします!

吉田選手レポート

ロードレ―スは1周4.8㎞を10周回するコース。平坦メインでコーナーが狭いためクリテリウムの様に加減速が激しく、1か所の登りで厳しいふるい落としがかかるため気の休めないコースである。

タイムトライアルの反省を生かし、荷物は念入りに確認。試走はタイムトライアルの日に行ったのでタイムスケジュールはウォーミングアップを念入りに出来るように組んだ。

会場到着後、しっかりウォーミングアップを行い、スタートの整列でも最前列に並べることが出来た。コーナーが狭く、E2/E3の混走であるためスタートで前を取れたのは大きい。

写真④:スタートを切る吉田選手

レーススタート。最初に前に位置することが出来たので、コーナーでも前をキープ出来、集団から落ちることも無く登りでも前に位置してこなすことが出来た。途中、湖畔に出るコーナーでチューブラータイヤが外れる人に衝突しかけたり、自身もペダルヒットがあったりしてヒヤッとしたが無事体勢を立て直して先頭に追い付くことが出来た。

写真⑤:140名を超える集団が直角コーナーで詰まる。吉田選手は前方。

周回をこなして先頭集団が絞られていき、残り2周になったところで5人がアタック。差が5秒ほど離れた。追いつきたいけど自分の脚はあまり使いたくない。他の人も同じ考えだったため短い間隔のローテーションで先頭に追い付く。

写真⑥:人数の絞られた精鋭集団に残った吉田選手。

残り1周。湖畔のストレートでアタックした人に続いて集団がペースアップ。ここで集団後ろに回ると勝負に入れないため自分も前に出る。そのままゴール前の最後の登りに突入。自分は10~15番手ほどで登りに入る。前にいた人を何人か抜きゴールまでもう少しのところで後ろから1人抜かされる。抜かし返すことが出来ずにゴール。7位の結果になり惜しくも入賞を逃してしまった。

反省点としてはやはり最後の登りの位置取り。10~15番手は少し後ろに位置し過ぎたと思う。5~7番手くらいにいれば入賞も行けたと思う。今回の反省を来シーズンに活かしていきたい。

来シーズンはE1になるので、アマチュアトップレベルでも上位に食い込めるようにオフシーズンをしっかり考えて過ごしたい。

次回出場予定

全日本実業団自転車競技連盟(JBCF)Jエリートツアーは本レースで最終戦となりました。
2022ロードレースシーズンの振り返りは後日アップ致します。
選手によってはシクロクロスシーズンへと移行してまいります。引き続き応援宜しくお願いいたします。