【ホダカファクトリーレーシング】レースレポート 群馬CSCロード9月大会
9月23日(土)、24日(日)の2日間にわたって群馬県の群馬サイクルスポーツセンターにてJBCF群馬CSCロード9月大会が開催されました。
[出場選手]
E1クラスタ(Day1 6km×11周=66㎞ Day2 6km×20周=120km)
野中選手、吉田選手
選手からのレースレポートを掲載いたします。
今回のレースはYouTubeでライブ配信もあったのでよろしければ合わせてご覧ください!
Day1:群馬CSCロードレース 9月大会 2023-09-23(土) – YouTube
Day2:群馬CSCロードレース 9月大会 2023-09-24(日) – YouTube
野中選手レースレポート
Day1
SDA王滝(参考:https://cycleshophodaka.hatenablog.jp/entry/2023/09/23/133000 )の疲労が抜けきらない状態で迎えてしまった群馬CSCロードレース。当初の予定では上位入賞を目標としていたが下方修正して最終局面まで残る事を重視して出走した。
何度か逃げが出ては捕まるロードレースの展開であったが、積極的には動かず人数の多いチームや強豪選手に集団前方を任せてレースを進めていった。疲れはあるものの先月からSDA王滝に向けて距離を乗り込めていたので調子は良く全く問題なくレース終盤まで残ることが出来た。
最終局面はそれなりに疲弊していたものの、30名ほどに絞られた先頭のプロトンに残り集団中盤で最後の下りを迎えた。この下りの最中に前方の選手が落車、落車の前で抜けた選手たちとの間に少しギャップが出来てしまった。
フィニッシュに向けての位置取り争いがすでに始まっており、ハイペースになっていた集団でギャップを埋めることは容易ではなく、かなりの労力を要してしまった。心臓破りの坂に入る前で追いつくことが出来たがかなり厳しい状況で勝負の登坂へ入りここでは全く付いて行くことが出来なかった。
結果として最後は集団から少し遅れた28位でフィニッシュとなった。
Day2
もともとの疲労感に加えてDay1の疲労が加わったDay2、前日の宿で温泉に入ったのでその効能を信じてスタートラインに並んだ。
Day1と違い120㎞という長丁場の為、補給のためのジェルなどを用意して出走した。
ローリングが終わりリアルスタートが切られるとスタートアタックで2名の選手が飛び出し、人数を多くそろえるチームの2名だったことと120㎞という長丁場から集団は一発でこれを容認する形となった。これはチャンスと考えて自分自身の調子を見るためにこのアタックにブリッジを敢行。嬉しい誤算でこの動きに6名ほどの選手を引き連れる事ができブリッジも成功、9名の逃げを形成することができた。
集団は9名になった逃げも容認したようで一時2分近い差を稼ぎ出して3周ほど逃げたが3周完了目前の心臓破りの登坂では集団がすぐ後方まで迫ってきていた。
逃げ集団はペースを上げて逃げの続行を選択したが、私ともう一名はそのタイミングで集団へ戻る決断をした。
集団は長丁場を意識したスローペースでまたも逃げの7名とはタイム差がつき始める。ブリッジを試みる選手が増えるカオスな状態にもなったが何とかその動きを封じこめ、大きな集団のまま13周目まで動きはなかった。
13周目は集団を削るためツアーリーダーの選手が下りが終わったあたりから積極的にペースアップを行いどうにか残ろうと踏ん張ったが遅れてしまった。近い位置で遅れた選手とグルペットを形成して7、8名で集団を追う形となった。チームメンバーの吉田もこの中にいた。
残り7周約50㎞の距離が残っていたので完走できるかギリギリの位置であったが諦めず、励ましあい、時には統率を取って前を追いかけた。集団は30人以下に一気に数が減りいったんペースが落ち着いたようで集団に近づくシーンもあったが追いつき切れずラスト2周ではこのグルペットも分解、もともと登りでペースの速かった数名が抜け出し、後ろはバラバラになってしまった。
チームメイトの吉田と協力してら2周を何とか終えて38位完走となった。
今シーズンの中盤はコンディションを落としていたものの順調に良くなってきていると感じた。次のシクロクロス最速店長選手権での連覇に向けてしっかりと疲れを取りたい。
吉田選手レースレポート
群馬CSCは何度も走った馴染みのコース。しかしながら120㎞とかなりの長丁場でありE1で完走した経験もほとんど無かったため、今までの実力、結果から完走できるかも不安な状態だった。
当日の天気は晴れていたが、動いていないと少し肌寒かった。自転車で走る分にはすごく走りやすい天気だった。先週の南魚沼クリテリウムでは37℃とかなり暑かったため、同じような気温だったら完走は厳しい状況だった。
レース開始。先週のレースを振り返って集団の前方に位置する。心臓破りの坂も脚を使わないように心がけて走った。しかしながらたまに先頭に出てしまい集団を牽引したりすることもあった。完走すら怪しい自分にとって先頭牽引はなるべく避けたい。少し引いたところですぐに交代。
そのまま集団前方に位置しながらレース後半。上り区間で逃げを捕まえる&集団を減らすためのアタックが発生。このアタックに自分は付いていけず、ズルズルと後退していく。前方に位置していたおかげで何とか遅れた集団に加わることができ、その集団で完走を目指すことにした。
体力の限界を感じ、残った集団からも脱落してしまったが、根性で走り続け何とか完走。レースとしては不甲斐ない結果だったがE1で100㎞以上のレースで完走できたのは初めてのため、少しずつではあるが自身の成長が感じられた。
今の自分にはE1のレースでの強度が上がったタイミングでついていけていないため、高強度の練習をしていきたい。特にレース後半での耐える力が必要なため鍛えていきたい
次回出場予定
ホダカファクトリーレーシングの次戦は10月7日(土)、8日(日)JBCF第54回全日本トラックチャンピオンシップ(スクラッチ、オムニアム種目)に蠣崎選手が出場します。
応援の程よろしくお願いいたします!