【ホダカファクトリーレーシング】レースレポート 東日本ロードクラシック

4月21日(日)群馬CSCにて行われたJBCF「第58回東日本ロードクラシックDAY2」にE1野中選手が出場いたしました。レースレポートをお届けいたします。

今大会ではYouTubeにてライブ配信が行われ下記リンクよりご覧いただけます。

前日も休日だったため万全な状態で会場入り。このレースの為に3週間ほどで一気に練習量を上げて体を作ったため終盤までは集団待機で調子を確認する事にしており、作戦通り落ち着いた前半を過ごした。
23周のうち初めに対局が動いたのは7周目。メイン集団が一時分断し10数名が先行する形になったので、これを埋めるため動いた選手たちに加わり、8周目にはこの動きを無事に収める事ができました。

分裂したギャップを埋めるため集団の先頭に出る野中選手

(画像はYouTube・JBCF公式 GachinkoCycleTV #GCTVより)

9周目以降は集団に戻り温存に努めた。幸い急造した身体は調子よく、前々で展開できていた。
再度レースが決定的に動いたのは15周目。13周目のペースアップに耐えて集団が全体的に一息ついた絶妙なタイミングだった。有力選手である高岡選手(Roppongi Express)をはじめとした4名が先行を開始。虚を突かれた集団では他の有力選手を含め私も後手に回ってしまった。
その後の集団では、集団で追走する動きと、個々で追走したい動きが数回起こるも決定的な動きにならず18周目にはさらに3名のブリッジが飛び出ていった。
これらの動きに乗ることができず集団のペースは落ちしまい、私は非常に調子もよかったため集団に見切りをつけて19周目に単独でアタック。4名の先頭、3名の追走に1人で追いつこうとした訳ではなく、これにより集団が活性化し強い数名が付いてきてくれればという思いからのアタックだった。

単独8位で20周目に差し掛かる野中選手

残念ながら脚がそろうことなく、まる1周を集団から先行し最大30秒近くまで集団との差が開いたのでここからは猛プッシュで先行した。
しかし20周目を完了する手前に寺崎選手(バルバサイクルレーシングチーム)と布田選手(MiNERVA-asahi)が集団から一気に先行、一気に私を抜き去って行く。ここがトップ10位争いの踏ん張りどころという事は分かっていつつも、勢い良く抜いて行った2名に飛びつくことができなかった。

寺崎選手、布田選手に付き切れてしまう

まもなくして21周目に集団に吸収、カウンター的に古巣でもあるセオレーシングの石丸選手(セオレーシング)と古谷選手(湾岸サイクリング・ユナイテッド)が先行していくもこれにも反応できずレースとしては終了。
10名を逃がした状態で集団はペースが多少上がるも11位争いのスプリントムードに、最終スプリントではラインが潰れたため無理せず踏み辞めて39位。

最終スプリントでは39位に沈む

10位内で全日本資格の獲得が本レースの目標だったので、11位争いのスプリントで必要以上のリスクをかけるのは不要と判断した結果だった。
身体は予想以上に良く動いたものの、決定的な動きに反応できず残念な結果となってしまった。単独ブリッジに出た際は会場とLive配信を見ていた多くの方から声援をいただきとても勇気づけられた。今後もJBCF(実業団)のレースが続くので努力していきたい。