【ホダカファクトリーレーシング】蠣崎選手優勝!!第1回 JBCF大磯クリテリウム
5月15日(日)神奈川県の大磯ロングビーチにて第1回JBCF大磯クリテリウムが行われました。ホビーレースで人気の高い大磯ロングビーチの駐車場に作成した850mの特設コースの周回で競われホダカファクトリーレーシングからE2クラスタに参戦した蠣崎選手が僅差のスプリントを制して優勝。E1昇格を決めました。ホダカファクトリーレーシングの参戦選手は以下の通りです。
E1クラスタ:850m×30周=25.5㎞
野中選手(E1-1組)
E2クラスタ:850m×22周=18.7㎞
吉田選手(E2-1組)
蠣崎選手(E2-2組)
蠣崎選手レポート(E2-2組)
昨シーズンの獲得ポイントにより昇格となっており、E2としてスタートした今シーズン初戦。目標は一発昇格とし、得意な大磯クリテリウムに照準を合わせてトレーニングを積んできた。1週間前に春の下総クリテリウムのエリートクラスに参戦し、E1やJProTour選手とのスプリントで4位ではあったが、何となくもがき切れていない感触。イメージを払拭すべく、バンクでのもがき練も行い少し良い印象を持って当日を迎えた。
コミッセールをはじめ、スタッフは見知った顔も多く、「いつもの大磯クリテ」感があり、とてもリラックスすることができた。こういったメンタル面でのリラックスは非常に重要である。調子的にも朝から脚の回りも口の回りもよく、良い感触。距離も18㎞と短め。少し気温も低かったため、いつもより長めにアップ時間を取った。スタートラインに並ぶといつもの大磯クリテの同じカテゴリーで見た顔も・・・自分よりも先着している選手が居りと少し心配。
しかし、「この日のために練習してきたから大丈夫。一番強いのは俺。」と自分に言い聞かせ、10:45スタート。スタート直後に集団先頭にジャンプし、ローリングはいつも通り先導バイクの真後。
集団前方で周回をこなす蠣崎選手
アクチュアルスタート時の混乱は先頭なので気にすることなく、徐々上げでスムーズにレーススタート。途中途中細かなアタックや小さな逃げはできるが、決定的なものはなく、レースは進行。終盤に差し掛かるあたりで3名が10秒ほど先行。集団がお見合い状態となっており、このままではズルズルと差が開いてしまいそうだったため、自分からブリッチをかけるように集団を活性化させて3名を吸収。そのまま集団一つで最終局面へ。
ラスト2周から集団前方にポジションを上げ始め、最終周回に入る時点で集団から1名飛び出し自分は集団3番手。先行選手を射程圏内に収めたまま最終小田原コーナーへ。ラスト200mからスプリントのつもりだったが、スプリント力のある他チームの選手が少し早めにスプリント開始。
もうここは踏むしかないので自分も早めにスプリント開始。残り200m看板を過ぎたところから集団先頭でもがき、先行していた選手を捲りながらゴール!2位3位の選手と3者横並びのハンドルの投げ合いとなり写真判定の結果優勝となった。
写真判定になった横並びのスプリントを僅差で制し優勝。
自分のホームともいえる大磯。第一回という記念すべき大会。すべて宣言通りのE2からの一発昇格。そしてなによりホダカファクトリーレーシング初の優勝でチームに貢献することができ、個人的にもレースでの優勝は約2年ぶり?くらいだったこともあり、素直に嬉しかった。
最高の結果での表彰式、笑顔が溢れる。
日頃から我々のレース活動を応援してくださっているすべての皆様に感謝し、次戦弥彦ロードレースに向けてトレーニングを積んでいきたいと思います。今後とも応援よろしくお願いいたします。
吉田選手レポート(E2-1組)
今シーズン初のクリテリウム。スプリント力が無い私はクリテリウムが苦手な方なので、良いタイミングでアタックし逃げて勝つプランで臨んだ。E2の1組目のグループで出走。スタートの号砲が鳴り、コースを半周して小田原コーナーを立ち上がったところからアクチュアルスタート。集団は加速するが余裕を持って付いて行くことが出来た。2~3周して小田原コーナーを内側で入った時、コーナーの立ち上がりでペダルを地面に当ててしまったため後輪が一瞬浮いてあわや落車しそうになってしまった。幸いにも何とか立て直して落車もせずに済んだが、後続の選手に大きな不安を与えてしまった。
その後、残り8周で小田原コーナーを先頭付近で走り抜けたタイミングで集団が縦に伸びていたためアタックを仕掛けた。後ろを振り返った際、集団から抜け出すことが出来たのだが一緒に抜け出している選手が全くいなかった。そのまま単独で逃げ切ろうと走ったが、1~2周したところで捕まってしまった。集団に捕まったものの、千切れず残っていくことが出来た。しかし、アタックしたことにより体力を消耗してしまい、集団の前方に上がれずに厳しいインターバルを耐えることしか出来なかった。結局ゴールまで回復できず、加えて最終週の小田原コーナーで落車がありスプリントは出来ずにフィニッシュ。17位となった。
アタックした際に一緒に逃げてくれる人が2~3人いれば、もう少し違った結果になったのではないかと後悔している。アタックを掛ける際に先頭の何名かに声掛けして協調体制を築くなど、もう少し上手なレース運びを出来るようにしていきたい。
野中選手レポート(E1-1組)
前戦の群馬から日が短く、身体が作れていない状態でのレースとなった。そのため最低限の目標は集団完走と定めて出走した。レース前は蠣崎の優勝を見たいろいろな方がお祝いに訪れて大盛り上がりだったこともありアップが十分にできないままスタートとなった。
最後尾からスタートしてローリング中に中盤まで上がってリアルスタート。2回目の小田原コーナーでペダルヒットや膨らむ選手が数名、JBCFの関東圏では駐車場特設コースのクリテリウムがこれまで無く大磯クリテリウムの小田原コーナーはRのキツイコーナーのため予想はしていたがかなり不安な感じだったのでホームストレートで少し足を使って集団前方にジャンプアップし数週を集団前方でこなした。軽いアタックもしてみたが流石に簡単には行かせてくれない様子だったので中断。
序盤を積極的に動いた野中選手。
終盤は身体が作れていないことからやはりキツく、前戦に続き左足が攣ってしまいだましだまし走る状態になった。コーナーの立ち上がりが踏めないのでそのたび少し遅れ、コーナーで集団に復帰する走りをラスト数周は繰り返した。最終コーナー立ち上がりからスプリントには加われるわけもなく、この状態で踏んでも良いことは一つもないので流してフィニッシュ。24位となった。次戦の弥彦ロードまでは時間がないが少しずつ修正して臨みたい。
次回出場予定
ホダカファクトリーレーシングの次戦は6月5日(日)、のJBCF弥彦ロードレースです。E1クラスタに野中選手、蠣崎選手が参戦予定です。応援よろしくお願いします!!